かごの中の瞳
ジーナは保険会社に勤める夫のジェームズと、彼の赴任先のタイ・バンコクで幸せな結婚生活を送っていた。子供の頃の交通事故で失明してしまったジーナだが、ジェームズの献身的な支えで、何の不自由もなく暮らしている。そんな二人の悩みと言えば、なかなか子供ができないことぐらいだった。ある日、医師のすすめで角膜移植にチャレンジしたジーナは、片目の視力を取り戻す。喜びに震えるジーナの瞳が捉えたのは、想像していたナイトのように頼もしい素敵な夫ではなく、地味で平凡な中年男の姿だった。心の奥底に眠っていた好奇人は心や冒険心が目を覚ましたジーナは、髪を染め流行のファッションで着飾り、外の世界へと飛び出していく。一方のジェームズは、徐々に嫉妬と疑念の思いを抱き始めていた。ところが突然、ジーナが再び視力を失い始める──
人は何かを得ると、何かを失うみたいです
エンディングの曲の歌詞
『現実と妄想の壁は
ときに小さく低い時がある』
なんか、、、気になりました」